

イ草と畳表
イ草とは水田で栽培され、長さが150cmくらいまで成長し、畳表の原料となる草です。冬に田植えをし、梅雨から夏にかけて刈り取りをするのが稲との違いです。
乾燥させてから長さごとに選別したイ草を織機で織り上げたものが畳表です。使用するイ草の長さや量、織り方によってその品質が決まります。一見、どの畳表も同じように見えますが、作り手の技量によって差が出ます。畳表の製造は基本的にイ草を栽培した農家さんが担います。

イ草の産地
日本国内はもとより中国やベトナムなど各地で栽培されています。日本国内では熊本県が最大の産地で、高知県や石川県でも栽培されています。
当店では熊本県産のイ草で出来た畳表と、高知県産のものを使用しています。
当社の畳表
畳表の主な産地


イ草の特性

調湿性能
イ草の茎の中が海綿体となっているため優れた調湿性能を持ちます。


リラックス効果
畳の部屋に入るとくつろげると感じる方が多いと思いますが、それはイ草の香りの成分が理由として挙げられます。森林浴で癒やし効果を発揮する成分であるフィトンチッド、ジヒドロアクチニジオリド、αシペロン、そして香水やお菓子の香料に用いられるバニリンがイ草には含まれており、香りの面からリラックス効果が期待出来ると考えます。


有害物質吸着性能
頭痛やめまいや吐き気を催すなどの健康被害が生じるシックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒド、暖房器具から発生する二酸化窒素、そしてアンモニアなどの人体に有害な物質をイ草は吸着します。


抗菌効果
イ草は日本最古の医書である「医心方」や江戸時代に編纂された書物に薬草の記述があります。


学習効果
中学生と小学生の児童生徒260名を対象に、畳の部屋とフローリングの部屋で計算問題を解いてもらうという実験が行われました。その結果、畳の部屋で計算をした児童や生徒の方が明らかに正答率が高く、中学生に比べ小学生の方がより高かったという結果が実験によって得られました。また、生徒や児童への聞き取り結果としては「集中できた」「リラックスできた」などの返答があり、学習において畳の部屋の方が有利であるとの結果が導かれました。


カビの予防と対策
畳は、新しくてイ草が青々としていて、
気温が高く、
過度に湿度を吸い込むとカビが生えます。
カビを生やさないようにするためには、
除湿機やエアコンを使って畳を乾燥させるか、
晴れた日に窓やサッシを全開にして換気することが大切です。

