畳の表面を覆っているのが畳表(たたみおもて)です。10年以上前まではイ草でできた畳表しかありませんでしたが、いろいろな種類の畳表が生まれ、選択の幅が広がってきました。
大きく分けて、以下の3種類があります。
①イ草の畳表
田んぼで栽培された「イ草」を加工して作られたのがイ草の畳表です。吸放湿性能に優れ、手触りや風合いは人間にやさしいです。
②和紙でできた畳表
和紙をこよりにしたものを畳表として織り上げたものです。摩擦に対する耐久性があり、カビが生えず、退色はほとんどしません。
③ポリプロピレンなどの樹脂でできた畳表
ポリプロピレンなどの樹脂で出来た畳表で、こちらも摩擦による耐久性に優れ、退色がほとんどありません。ややべたつくのがデメリットです。様々な色や織り方があり、選択肢が豊富です。